2018-02-11から1日間の記事一覧

近世建築と脳

近世の建築史は宮殿が中心となる。建築史の舞台は古代の神殿、中世の教会堂と続き、いずれも宗教建築の範疇にあるが、近世はその枠を超える。とはいっても、宮殿もまた宗教的世界観からの延長上に、新しい世界観の精神表現だったと見ておかなければならない、…

脳科学的な宗教建築史に向けて

建築史を脳科学から解き明かせないか。少し、書籍を物色してきたが、なかなかこれというものに突き当たらない。予備的な考察をしておこう。 古代に神殿が発生したのは、どのようにしてか。 神殿には神像が収容される。屋根がかかった神殿では内部が暗く、ま…