2023-03-03から1日間の記事一覧

⑫大航海時代の影

『芸州広島城町割之図』でもうひとつ目立つことは、城下町南部を南北に走り、海へと続く三本の堀である。これらは海からの舟運のために設けられたと考えられ、いわば運河都市の様相をなす。新市街を築く際には排水計画が必要であることはこの時代には知られ…

⑪広島城下町の形態構造

桃山時代の広島城下町計画図『芸州広島城町割之図』では、内堀で囲われた本丸が中心となり、中堀、外堀と三重の堀が巡り、上級武士が階層化して配置された。それが都市の北半の中央を占め、さらに中級、下級の武士が東西と南に配置された。南半は中央軸線で…